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民主党や無所属の参院議員5人が28日、新党「改革クラブ」の結成を総務省に届け出た。29日に記者会見して正式表明する。政界再編に向けた「受け皿政党」を狙った動きとみられる。参院の与野党逆転の状況は変わらない。
関係者によると、新党に参加が見込まれるのは民主党の渡辺秀央、大江康弘、姫井由美子、無所属の荒井広幸、松下新平の各参院議員。荒井氏は参院会派「自民党・無所属の会」に入っている。民主党の渡辺氏ら3人は28日、党本部に離党届を提出した。新党は与野党から中立で、党議拘束はかけない。参院に新会派もつくる考えだ。
メンバーの一人は28日、民主党の小沢代表が3選されれば「参院が政局のために混乱する状況が続く」と指摘し、「参院の存在意義を保つため有志が集まる」と語った。渡辺、大江両氏は本会議採決で民主党の方針に造反した経験を持ち、新党結成は、与党による参院民主党への切り崩し工作を受けた動きとの見方もある。ただ、現状ではこれ以上の拡大は難しそうだ。
こうした動きを受け、民主党は28日午後、小沢代表ら執行部が会談し、対応を協議する。ある幹部は「(参院選で注目された)姫井氏だけはとどめたい」と語った。参院民主党幹部は「もともと違った行動を取ってきた人たちだ。たいしたことではない」と語っており、会派離脱を認める可能性もある。
新党・新会派が結成されれば、「民主党・新緑風会・国民新・日本」は3人減って117人になり、議長を除く過半数の121人に4人足りない。共産、社民を加えた野党系会派は129人。
http://www.asahi.com/politics/update/0828/TKY200808280155.html