[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
太田誠一農林水産相(自民、衆院福岡3区)の政治団体が秘書の自宅を「主たる事務所」として届け出て、05、06年に計約550万円の事務所費を計上していた会計処理をめぐり、太田氏は29日午前、農水省で記者会見し、両年の事務所費の内訳を公表した。「私の政治活動のためにすべて適正に使われたと確信している」と述べた。3年間の保存義務がある1件5万円以上の領収書を同日午後、報道陣に公開する。
不透明な支出があったのではないかと問題視されていたのは、政治団体「太田誠一代議士を育てる会」。東京都内の政策秘書(現・農水相秘書官)の自宅を「主たる事務所」と届けていた期間のうち人件費なども含む経常経費として、00~02年に約2484万円(うち事務所費約948万円)、05、06年に2346万円(同約550万円)を計上。このうち05、06年分が、領収書などの保存義務期間に該当していた。
太田氏は会見で、05、06年の支出のうち経常経費の内訳を示した資料を配布。家賃をゼロとしていたため「不透明」との見方が出ていた事務所費の内訳は2年間で、電話代78万1514円、郵便・宅急便代423万7988円、交通費11万1320円、新聞代25万1319円(06年のみ)、そのほかにテープ起こしの費用などとして14万1251円だった。
領収書を取る義務のない人件費を除いた経常経費総額の約9割分の領収書が残っており、そのうち1件5万円以上のものについてはすべて保存してある、と説明した。
同会の事務所については、秘書宅と議員会館、地元の福岡市早良区の計3カ所にあると説明。それぞれの場所で使った費用を計上したという。
秘書宅を「主たる事務所」としたことについては、「東京を中心に活動している」「議員会館には(衆院議院運営委員会の決定で)資金管理団体の事務所しか置けない」と説明した。
臨時国会を前に野党が追及の構えを見せ始めたこともあり、政治資金規正法では公開義務がない当時の領収書をあえて示すことにして、関連資料の整理にあたっていた。
太田氏は会見で、領収書公開の理由について「前例があったため」と述べ、「多くの国民に納得して頂けると思う」と語った。
http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY200808290134.html