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10日告示された自民党総裁選に立候補した5氏は、推薦人名簿に所属派閥以外の議員や無派閥議員の名前を連ねるなど、党内から幅広い支持を得ていることを印象づけるよう腐心した。
麻生太郎幹事長は5氏の中で唯一、推薦人名簿に全8派閥と無派閥議員の名をそろえ、支持の広がりをアピールした。伊吹派の中川昭一・元政調会長、津島派事務総長の船田元・元経済企画庁長官、古賀派の菅義偉選挙対策副委員長も加わった。町村派は森元首相に近い高市早苗・元沖縄相ら最多の4人が名を連ねた。
小池百合子・元防衛相の推薦人は所属する町村派が衛藤征士郎・元防衛長官ら12人、無派閥5人、古賀派2人、山崎派1人。猪口邦子・元少子化相、佐藤ゆかり衆院議員ら2005年衆院選で初当選した「小泉チルドレン」が7人名を連ねたのが特徴だ。無派閥の渡辺喜美・前行政改革相も加わり、小泉元首相の構造改革路線の継承姿勢を印象づける狙いがありそうだ。
与謝野馨経済財政相の推薦人には山崎派の野田毅・元自治相、古賀派の柳沢伯夫・前厚生労働相、無派閥の後藤田正純衆院議員ら、財政再建派が派閥横断的に名を連ねた。津島派からも、脇雅史参院議員ら3人が加わった。
石原伸晃・元政調会長の推薦人は所属する山崎派の深谷隆司・元総務会長、町村派の松島みどり衆院議員ら東京都選出議員9人が名を連ねた。古賀派の塩崎恭久・元官房長官、岸田文雄・前沖縄相ら、「政策新人類」と呼ばれた同世代の議員も加わり、中堅議員への支持拡大を狙っている。石破茂・前防衛相の推薦人は同じ鳥取県選出の赤沢亮正衆院議員(無派閥)を除く19人が津島派。擁立を主導した小坂憲次・元文部科学相、伊藤達也・元金融相のほか、竹下亘、小渕優子、橋本岳各衆院議員ら中堅・若手の中心議員が名を連ねた。同派参院議員も2人が加わった。