[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
鳩山由紀夫幹事長は5日の記者会見で、公認について「選挙が近いと考えれば大きな規模で内定する必要がある」と指摘。「(自民党)総裁選が行われ、直後に選挙が行われる。新しい状況を踏まえて発表したい」と述べた。
同党は現在、300小選挙区のうち244選挙区で公認を内定しており、当初は「1次公認を今月中に発表する」との方針だった。これは衆院解散・総選挙の時期を「年末か来年初頭」(小沢氏)と想定したうえでの戦略で、1、2次と公認を分けたうえ候補者の差し替えの可能性をちらつかせることで、候補者を発奮させるのが狙いだった。
ところが、福田首相の辞意表明で状況は一変。執行部は「最短なら今月末の解散もあり得る」として、7日に終了予定だった選挙区ごとの情勢調査結果を待たず全員を早期に内定する方が得策と判断した。【渡辺創】
民主党の菅直人代表代行は6日、北海道北広島市で街頭演説し、「特別会計の財務諸表をいま全部チェックしている。負債と資産の差額を埋蔵金とすれば、40兆~50兆円の埋蔵金がある。民主党が政権を取ればすべて明らかにする」と述べた。菅氏は政権交代して統治機構の改革が進むまでの3年程度は、政策実施の財源に埋蔵金をあてる考えだ。
一方、鳩山由紀夫幹事長は神戸市の講演で、自民党総裁選について「我も我もと6人も7人も候補者が出ようとしている。ポストがほしいという思いを満たすためだ。大臣病に駆られている自民党の政治家の姿がみえる」と批判した。
小沢一郎代表の無投票3選が固まったところに自民党総裁選をぶつけられた民主党。福田康夫首相の退陣表明後初の週末となった6日、党の「2枚看板」、菅直人代表代行と鳩山由紀夫幹事長は「埋没回避」対策に東奔西走した。
2人が遊説先に選んだ北海道と滋賀県は、惨敗した05年郵政選挙の中では健闘ぶりが目立った土地。「解散風」を受けて、支持基盤が強固な地域の地固めを優先させた形だ。
「首相にこんないいかげんなやめ方をさせた女房役は、頭を丸めて国民におわびすべきだ」
菅氏は、町村信孝官房長官の地元、北海道北広島市での街頭演説で、約200人の聴衆を前に町村氏を強烈に批判した。
札幌市の集会あいさつでは、5人の出馬が固まった自民党総裁選の乱立状況を「量より質。(首相選びではなく)『仮議長選任』という位置付けで見ておけばいい」といなした。
一方の鳩山氏も、自民党総裁選絡みの発言を連発した。小沢氏を支える奥村展三役員室長の地元、滋賀県湖南市の漬物工場を視察し、ナスの漬物をほおばりながら「たくさん漬ければいいというもんじゃない。一人でもこれくらい、いい味が出せる」。
視察後の講演でも、「雨後のタケノコとは言わないが、収拾がつかない状況だ」と皮肉った。
もっとも、自民党総裁選への「口撃」は、党代表選が無投票に終わり、「政策論争」で対抗できないという危機感の裏返しだ。
「総裁選はにぎやかにやっているが、こちらも焦って誰かを出さなければいけないということはない」
鳩山氏はこう言うしかないのだろう。
鳩山氏の街頭演説を聞いていた無職男性(75)はつぶやいた。「無投票は党の結束のためかもしれないが、自由にやってもよかった」
政局の最大の焦点である衆院解散・総選挙について、24日召集予定の臨時国会で新首相の所信表明演説と各党代表質問を行った直後の10月上旬に衆院を解散する方向で、自民党が公明党と調整に入ったことが5日、明らかになった。
麻生太郎幹事長ら5人以上で争われることになった自民党総裁選の余勢を駆って選挙戦に臨むほうが有利と判断したとみられる。自公両党は「10月28日公示、11月9日投開票」を軸に選挙準備を加速させる方針だ。
最終的な決断は総裁選で選任される新総裁(首相)によって行われるが、複数の与党幹部によると、9月29日に新首相が所信表明演説を行い、これに対する衆参両院での各党代表質問を10月1日から3日間の日程で行った直後、3日か6日のいずれかに衆院を解散する案を検討している。
公明党には「新内閣の支持率が最も高いタイミングでの選挙が望ましい」として、臨時国会冒頭の解散論も根強い。これに対し、自民党側は「1996年10月の衆院選で、所信表明演説と各党代表質問をせずに解散したところ、論戦を避けたとの批判が出た」との理由で難色を示し、代表質問後の10月上旬解散案が有力となったものだ。
自民党は、岩手1区など公認候補が決まっていない六つの「空白区」の候補者選考を党本部主導で進める方針だ。年末年始の解散を想定していた公明党と支持団体の創価学会も、衆院選の準備を前倒しで始めた。
衆院選の投開票日は、公示までに必要な準備期間を考慮すると、10月26日、11月2日、9日のいずれかとみられる。このうち、2日は「土曜日を含め3連休の中日のため、選挙日を設定するのはなじまない」(自民党幹部)との判断から除外する方向だ。
公明党の山口政調会長は6日午前のTBS番組で、衆院解散・総選挙について、「新首相が決めることだが、解散する以上、国民に与野党の考え方を示す機会は作った方がいい。(臨時国会で)所信表明、代表質問はやるべきだ」と述べた。
24日召集予定の臨時国会で新首相の所信表明演説と各党代表質問を行った後の早期解散が望ましいとの考えを示したものとみられる。
与野党内で6日、次期臨時国会冒頭での衆院解散・総選挙の可能性を指摘する発言が相次いだ。
公明党の山口那津男政調会長はTBS番組で「国民に与野党の考え方を示す機会はつくった方がいい。所信表明、代表質問はやるべきだ」と述べ、24日召集予定の臨時国会で、新首相の所信表明演説と代表質問を終えた後の解散が選択肢になるとの考えを示した。
自民党の山崎拓元幹事長はテレビ西日本番組で「10月解散、11月総選挙。漠然と言えばそういう日程になるのではないか」と語った。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は滋賀県湖南市での講演で「臨時国会の冒頭解散が十分考えられる。自民党総裁選が華々しく行われた後、表紙が代わって中身が変わっていないと言われるのが嫌だから、中身が見えないうちに解散してしまうのではないか」と指摘した。(06日 22:35)
橋下知事は同日、大阪市内のホテルで開かれた麻生氏を囲む会に出席した。
橋下知事は、麻生氏に財政再建に取り組んでいる府の実情を説明したといい、「民主党の小沢(一郎代表)さんが、的確に地方にこたえる回答を出している」と述べ、麻生氏には、「府民のためになる政党はどちらか見せてもらう」と伝え、地方に権限と財源を渡す政権公約の必要性を訴えたという。
さらに、橋下知事は「自民党、公明党のみなさんが霞が関を解体して権限と財源を地方に持たせようと思ってくれていると信じている」と述べた。
自民党総裁選の影響に関しては「自民党の皆さんがテレビにたくさん出るからといって慌てる必要はない。国民が空騒ぎに踊らされるとは思わない」と語った。(2008/09/06-17:59)
鳩山氏は「1年間に2人も(首相が)こけた。リーダーにどのぐらい大事な使命があるか全く分からずに受けてしまった。北朝鮮からもばかにされ始め、株価も大暴落。めちゃくちゃに国益が損なわれている」と、福田康夫首相の退陣表明を改めて批判した。(2008/09/06-12:47)